沿革
寛永年中(1624〜1644):初代当主・久家仁右衛門が、大分県臼杵市横町に肥前より来住。
江戸時代後半:代々当主が稲葉藩の町年寄役を仰せつかる。酒造業を始める。
万延元年(1860年):11代・源四郎が藩主・稲葉観通候より醸造蔵(臼杵市江無田)を賜り、清酒「日の出鶴」を製造開始。創業。
明治31年(1898年):13代・常蔵が代表に就任。
大正8年(1919年) :代表銘柄を地名に因んで清酒「一の井手」に改名。業界にさきがけ(樽詰より)瓶詰を導入。
昭和4年(1929年) :臼杵市江無田に第二工場を増築。
昭和8年(1933年) :「合名会社久家本店」設立。資本金50万円。
昭和18年(1943年):戦時企業整備により第二工場を休止。
昭和25年(1950年):資本金を100万円に増資。
昭和29年(1954年):14代・源次が代表社員に就任。第二工場が復活。
昭和41年(1966年):京都・伏見に工場を新設。
昭和53年(1978年):麦焼酎「石仏」を発売。
昭和54年(1979年):大吟醸「慶」を発売。
平成2年(1990年) :本醸造「一の井手・生酒」を発売。
平成4年(1992年) :京都・伏見の工場を閉鎖。
平成11年(1999年):15代・容二郎が代表社員に就任。
平成13年(2001年):アンテナショップ「満寿屋(ますや)」を開店。
平成14年(2002年):大吟醸/吟醸「なごり雪」、麦焼酎「常蔵」を発売。
平成16年(2004年):16代・里三が代表社員に就任。
平成17年(2005年):10月1日、「合名会社久家本店」から「株式会社久家本店」へと株式会社化。資本金を1,000万円に増資。
平成19年(2007年):臼杵市産高糖度甘藷「甘太くん」を使用した芋焼酎「常蔵」、臼杵市産のかぼすと梅を使用した梅酒「かぼすと梅酒のものがたり」を発売。
平成20年(2008年):臼杵市産酒造好適米「若水」を使用した特別純米「一の井手」を発売。平成18・19・20年と3年連続で全国新酒鑑評会金賞を受賞。
平成22年(2010年):どんぶり鉢に臼杵特産・カボスと氷を入れて、麦焼酎「常蔵」を注ぎ、柄杓ですくい合う飲み方「ウスキボウル」を考案・発表。
平成26年(2014年):臼杵市産酒造好適米「若水」を使用した特別純米・無濾過生原酒「USUKI」を発売。
平成27年(2015年):10月1日、当社が中心となって陳情した臼杵市「乾杯条例」が施行。
平成29年(2017年):大分県産焼酎専用麦「トヨノホシ」を使用した麦焼酎「常蔵 Breeze」を発売。
令和2年(2020年):大分県産焼酎専用麦「トヨノホシ」を使用した麦焼酎「常蔵 Breeze 40度」を発売。粕取焼酎(原料:酒粕)を数回蒸留して製造したスピリッツ「TSUNEZO ALCOHOL 77%」を発売。
令和3年(2021年):久家本店ホームページ・英語版を開設。
令和4年(2022年):令和3年酒造年度(令和3年7月〜令和4年6月)に、使用する原料の全てを安心安全な大分県産(特に臼杵市産)とする事を達成。
*写真は臼杵祇園まつり終了後の幕洗いで、締めの手打ちを行う横町若衆(臼杵市横町・久家家前)。